「入れ歯治療」

入れ歯治療

当院は、保険診療、保険外診療の入れ歯をそれぞれ取り扱っています。
ここでは、様々な入れ歯についてご紹介します。

入れ歯は、型を取り、型に石膏を流し、固まって出来た模型を元に作製します。軟らかい粘膜とは違い、硬い模型に合わせて入れ歯を作製するため、実際に入れ歯を装着し、噛んでみると痛い部分が出てくる場合があります。また、入れ歯の留め金も、使い心地などを確認後、調整します。さらに、入れ歯を長くご使用頂いている方も、歯肉が変形してしまうと、次第に入れ歯が合わなくなることがあります。そのため、入れ歯は定期的な調整をしたり、長くご使用している場合は、作り直す必要があります。

合わない入れ歯を使い続けるとこんな影響があります

  • 歯肉へ負担がかかるため、顎の骨が痩せてしまうことがある
  • 上手く噛めなくなるため、消化吸収がスムーズに出来ない可能性がある
  • 頭痛や胃痛、肩こりなどのお痛みが現れることがある
  • 顔の筋肉が衰えるため、「シワ」のできる原因になる

このようなことの原因となるため、適合の良い入れ歯のご使用をおススメします。

残っている歯の予防に努めます

当院は患者様がこれ以上歯を失わず、快適な生活を送って頂くために、お口の予防に努めています。歯を一本失うと噛み合わせが変わるため、噛む力が低下します。そうなると、「硬いものが食べられない」など、食事に影響を与える場合があります。
その他にも、歯の健康と全身疾患には密接な関係があり、歯の健康を保つことで、脳梗塞や心筋梗塞、消化器系の疾患のリスクを減らすことが出来ます。そのため、正しい生活習慣と歯のメンテナンスがとても大切です。
当院は患者様のお悩みやご希望に合わせて、入れ歯の他にもインプラント治療をはじめとした多様な選択肢をご用意しています。ご興味やご相談のある方は当院の歯科医師、スタッフまでお気軽にお声掛け下さい。

入れ歯の注意事項

入れ歯は、注意事項を守って使用することが大切です。

  • 就寝時は唾液の量が減り、口腔内の細菌が増えるため、虫歯になったり、入れ歯に付着している細菌や汚れによって「誤燕性肺炎」になったりする可能性があります。そのため、就寝時は入れ歯を必ず外してください。また、取り外した入れ歯は、乾燥を避けるため、水または洗浄剤を溶かした水に入れて保管してください。乾燥すると、入れ歯の変形や壊れる原因になります。
    ※洗浄剤は、入れ歯の汚れが落ちにくい場合や、においが気になる場合にご使用ください。
  • 洗う際は、入れ歯の外面内面、金属のところをよく洗うようにして下さい。
    とくに内面は汚れが溜まりやすいため、念入りに優しく洗ってください。歯磨き粉を使用して洗浄すると入れ歯が傷つき、その隙間に細菌が入ると、入れ歯が臭う原因となるため、歯磨き粉のご使用はお控えください。
  • 入れ歯の付け外しは、必ず手で行ってください。
    入れ歯を噛んだり、舌で入れたりすると、入れ歯が破損したり口腔内を傷つけることがあります。また、お外しした入れ歯を、ティッシュに包むなどしてそのまま置いておくと、失くしたり、誤って捨ててしまったりする原因となるため、お気をつけください。

当院で取り扱う入れ歯

当院で取り扱う入れ歯

  • 保険内の入れ歯(熱可塑性レジン床)
    強化プラスチックと金属の入れ歯です。
メリット
  • 価格が安い(保険適用内で出来る)
デメリット
  • 汚れが目立つ
  • においがつきやすい
  • 熱湯やアルコールでの洗浄が出来ない

保険適用で体に優しい「アクリジェット」

当院は、耐衝撃性に優れて長持ち、体にも安心な熱可塑性アクリルレジン「アクリジェット」を導入しています。

アクリジェットのメリット
  • 口腔粘膜に刺激を与えアレルギー反応を起こす恐れのある「残留モノマー」が非常に少ない。
  • 通常のアクリル樹脂に比べ、およそ倍以上の耐衝撃性があります。
  • 従来の入れ歯に比べ、汚れも臭いも付きにくくなりました。

このような経験はございませんか?

  • 入れ歯を使用していたら歯がグラグラになってしまった
  • 入れ歯の違和感が強くいため使いづらい
  • 歯がグラグラになる原因って?
    原因の一つに、入れ歯の金具の設計とプラスチック部分の面積があります。プラスチック部分の面積は、失った歯の数が多いほど大きくなるため、残っている歯にかかる負担も大きくなります。
  • 入れ歯の違和感が強く使いづらい(使いたくない)
    主な原因は、プラスチック部分の面積です。 面積が大きいほどお口の中が狭くなり、臭いや汚れによる不快感も増していきます。

そのお悩みを解決するために?
当院は、保険適用内でもより違和感の少ない入れ歯をご提供するために、入れ歯専門の技工士と提携しています。技工士の方は、残っている歯にかかる負担を少なくするための金具設計にして頂いたり、従来よりも頑丈で強度のある金属を使用することで、プラスチック部分の面積が少なくなるようにしたりして、なるべく使いやすい入れ歯を目指し、作製しています。

保険外の入れ歯も作製できます

  • シリコンデンチャー

    シリコンデンチャー

    外面はプラスチック、内面がシリコーン素材の入れ歯です。

    • メリット
    • 軟らかく痛みがないため、しっかり噛める
    • フィット感があるため、安定しやすい
    • デメリット
    • シリコーン部分が汚れやすい
    • 入れ歯がやや厚くなる
    • 割れやすい

    費用:150,000円~
    保障期間:1年

  • 金属床(コバルト)

    金属床(コバルト)

    プラスチックと金属 (コバルトクロム合金)の入れ歯です。

    • メリット
    • 熱伝導性が良いため、冷たい、熱いが伝わりやすい
    • 薄いため違和感が少ない
    • 安定するため、しっかり噛める
    • デメリット
    • 入れ歯がやや重くなる
    • 金属味がする

    費用:200,000円~250,000円
    保障期間:1年

  • 金属床(チタン)

    金属床(チタン)

    プラスチックと金属 (純チタン)の入れ歯です。

    • メリット
    • 熱伝導性が良いため、冷たい、熱いが伝わりやすい
    • コバルトよりも薄いため重さも軽く、違和感も少ない
    • 安定するため、しっかり噛める
    • 金属の中でも体に優しい
    • デメリット
    • 入れ歯がやや重くなる
    • 金属味がしない

    費用:300,000円~350,000円
    保障期間:1年

  • スーパーナチュラルデンチャー

    スーパーナチュラルデンチャー

    弾力性のある特殊樹脂と金属フレームの入れ歯です。

    • メリット
    • 安定するため、しっかり噛める
    • 薄いため違和感が少ない
    • 目立たないバネなので見た目が良い
    • デメリット
    • 修理が難しいため、その分費用がかさむ場合がある
    • 汚れやすい

    費用:180,000円~
    保障期間:1年